この時期ステファノと電話でしゃべると
「海へ行ったか?」と毎回聞いてくる。
イタリア人は「海が大好き」というよりも
競って日焼けをする。
老若男女を問わない。
50・60代以上のおばちゃんだって、
お腹がぶよぶよだって、
気にせず「ビキニ」
海で「ビキニ」以外の水着は見かけたことがないし、
1人でも日焼けを楽しんでいる。
まるでヒマワリのように太陽の方に顔を向けて。
なぜならば、日焼けはステータスであり、
どのくらいバカンスを楽しんだかというバロメーター。
だからバカンスシーズンに働いている郵便局窓口のおばちゃん達は、
顔に日焼け色のファンデーションを塗ってごまかす。
明らかに首のほうが白く、見てる方が痛々しい。
日本では逆の現象をちょくちょく見かけますが・・・。
だから、日本で売られているアイディア日除け商品、
例えば、肩まで届きそうな長い手袋・顔を丸ごと覆うサンバイザーなどは
絶対イタリアでは売れない!と自信を持って言えます。
文化の違いや習慣の違いはいろんなところにあります。
建物のデザインや構造もそんな文化や習慣に沿って創られてきました。
今では無くなりつつある日本の伝統的な家屋にも、
生活に便利な工夫が沢山詰まっています。
それらにも眼を向け、見直して見ては如何でしょうか?