建築家目線の美しさの提案2007.08.21

アズレージョ

お盆休みは大阪でじっとしていました。
そんな中、ふと思い出した美しい街並みのこと。
ポルトガルのリスボンへ旅行した時、
あちらこちらで見かけた美しい「アズレージョ」。
ポルトガル語でタイルという意味。
この建物のアズレージョは、1800年代に大量生産され
アパートや商店などの外壁にも使用されたとのこと。
色褪せていたり、欠けていたりするものもあるけれど
その当時を感じさせてくれて立ち止まってしまいます。
最近の住宅建材は、
「メンテナンスフリーでいつまでも新品のような輝き!」
などを売りにする商品が多くあります。
永遠に変わらない美しさもいいけれど、
歳を重ねすこしずつ変化してゆく様子を楽しむの味わい深く、
私たち建築家が、住宅を設計するとき、みなさんに何十年後も心地よい
我が家だと感じてもらえるように、提案することがが使命と思っています。

大阪市の設計事務所 Via BARTOLO34